お接待と遍路宿
2014年04月13日 15:13
白峰寺を出てすぐに遍路道を見失い、動物的方向感覚のみを頼りに農道を伝って、80番讃岐国分寺に向かう。降りしきる雨の中、遍路道から外れた寄る辺無い身には、時折見掛ける「イノシシ注意」の看板も恐ろしげ。単調に鳴る鈴の音に鳥の羽音でも混じれば、ドキッとしてしまう。本当に怖いのは、イノシシの牙よりも、猟師の誤射なんだけどね。
ようやく里に降りる頃には足元はずぶ濡れで、足指は冷たくなっている。背当てで体幹はあったかいが手指も凍えてきており、防水はしているもののお軸も心配です。
国分寺門前に着き、温かいコーヒーとデコポンのお接待を受け、納経は明日にして、早めの遍路宿投宿です。